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『朝美』の地の名にふさわしく、青空広がる美しい朝となりました。

棟梁・ヒロは、今回が二度目の現場責任者となり、墨付け・切り組みを中ちゃんらベテラン大工さんと共に日々、丁寧に行い、本日の朝も入念に打合せを行っていました。

施主様と西渕工務店の職員、大工さんとの挨拶を行い、お神酒で乾杯を行いました。

棟梁・ヒロが仕事が始まる前に工事の安全祈願の意を込めて、敷地や基礎、材料の隅々にお清めの塩をまきました。

そして、上棟が開始となり、今回のお住まいの設計・ジンくんも施工現場にて監理をしながら、手伝いも行いました。

通し柱に胴差しが差し込まれると、足元がしっかりしていき、大工さんたちは、順に材料の上に上がって、掛矢で材料を納めていきました。

火打ち材は、胴差しを納める際に、同時にさしこむことによって、構造躯体として、一体化させ、出来るだけ金物だけに頼らない工法が取られていきます。

杉の横架材でもある化粧材を納める際には、アテ木を一人が持って、一人が掛け矢で納めていきました。

引っ張り掛け矢は、主に、柱を納める際に用いられます。今回のホソの硬さは、いつもよりも硬めだったように感じ、なかなか入らず、皆、一苦労していました。

徐々に木組みが組まれていき、構造躯体が出来上がってくると、若手大工のダイスケが材料の上を歩いていき、梁材を納めていきました。

追っかけ継ぎ手では、通し柱に片側のホソを差しこみ、柱の頭にあるホソも同時に差し込んでいきます。ベテラン・隆兄さんも若手に負けじと、高所にて材料を納めていきました。

二階がほぼ組みあがると、一番下の材料置場では、大工のぐっちゃんが小屋組み材である甲乙材を組んでいました。

そして、それを一気にレッカーで吊り上げ、現場まで持っていき、小屋組みに上っている大工さんが甲乙材を納めていました。

陰りを見せた午前中となっていたので、少し肌寒かったのですが、お昼には、施主様より真心込められたお持て成しがされ、美味しくいただきました。

いよいよ棟木を上げる段階となり、最高部の片屋根の全ての棟木部に隆兄さんがお神酒を掛けました。

そして、施主様にその最高部まで上っていただき、大工さんたちと一緒に棟木を納めていただきました。

棟が上がると建物の全容が現れ、施主様のご家族と大工さんたちと記念撮影を行いました。

夕方頃には、建物も垂直に固められ、垂木も打たれ、最後に二階の祭壇を飾った部屋に上がり、上棟式を行いました。

住まい手、作り手、それぞれの思いを願い、また、これからの工事の安全をお祈りしました。

施主様にとっては、一生に幾度もない家造りが始まります。 

設計士、現場監督、そして、大工さんとの出会い。もちろん、それだけではなく、施主様を支えてきた全ての人たちによって、この家造りは、始まってきたのでしょう。 

そして、また、この朝美の地に芽生えようとしている、施主様の新たな『暮らし』は、この家造りと共に、すでに始まっているのかもしれません。