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昨日までの冷たい雨は嘘のように、青空広がる天気の良い朝となりました。 

材料は、すでに数日前の天気の良い日に運ばれており、被されていたシートがこの日一番に剥されました。

今回の棟梁は、ヒロで、ベテランのサトちゃんと共に、ずっと墨付け、切り組みと行っていきました。

図面で建てていく順番が確認されると、棟梁の指示によって、まずは、一階部の柱が立てられていきました。

一番最初に組まれていったのは、リビングから和室へと続く、メインとなる敷梁で、また、ここにスケアリと渡りアゴ、台持ち継ぎと荷重が掛かる材となります。

台持ち継ぎは、丸みのある長い杉材を組み合わせることで、職人の技の『美』となり、一本の化粧・あらわし材として魅せてくれるのです。

この一本化とされた杉材は、木材加工場で切り組まれており、その際に組んでみて、しっかりと咬み合うように調整がされており、大工さんの手の込んだ細かな仕事が要求されます。

柱に3本の通し貫が入れ込まれていくため、時間が掛かりますが、たとえ、筋交いや火打ち、金具を使わなくとも、構造躯体がしっかりと固まっていきます。

そして、胴差しに柱のホソが差し込まれ、また、通し柱に胴差しが差し込み、樫木栓を打ち付けることで、材が引っ張られるように固定されます。

胴差しや梁の両端がアリや差付けにされ、しっかりと入れ込まれますが、なお、要所で渡りアゴを取り入れることで、その胴差しや梁が咬まされ、『木組』によって躯体が固まるよう、しっかりと組まれていきます。

アリや渡りアゴを納める際は、傷か付かないようアテ材を用い、そこへ大工さんが掛け矢を振り落とし、一斉に叩き込みます。

通し柱の胴差し仕口は、オン、メンと墨で書かれた材が相互に重なり合うよう差し込まれていきます。また、胴差しと平行して三本の通し貫があることで、とても入れ難いのですが、こうすることで、強靭な木組みとなります。

大工さんによって、しっかりと組み合わさるよう、丁寧に刻ざみ込まれていることで、掛け矢で材を叩く音が、コーン、コーンと大工さんの掛け声と共に響き渡っていました。

天気が良いことで、レッカーの運転手さんも視界が良好で、また、大工さんも足元良好で順調に建前が進んで行きました。

そして、二階の桁組みは、二本の材が南北に延びる一本の材に組み合わされ、レッカーで一気に吊り上げられました。

また、吹抜けの上部にあらわしとして組み込まれる化粧小屋丸太も吊り上げられ、順に納められていきます。

化粧火打ちを納める際には、先に梁に火打ちを差しこみ、その材を同時に桁へ納めることによって、金具が無くとも動かなくなるよう、木組みによって組まれていきます。

そして、二本の大きな丸太が交差するように渡りアゴによって、咬み合わされていきます。また、咬ますのにも締め付けるよう細工がされて、また、大きな材同士ということで、大工さんたちは、掛矢で納めるのに大変そうでした。

屋根の骨組みとなる小屋組みが組まれていっていますが、こちらも甲乙材と母屋がしっかりと咬み合わされていきます。

遂に棟が上がる時となりました。そして、棟木の納められる束の頭となるホソには、お神酒がかけられました。 

『上棟』となる棟木納めは、施主様に建物のてっぺんに上がっていただき、大工さんと共に掛矢で棟木を納めていただきました。 

上棟式は、辺りがやや薄暗くなったものの、皆、晴れやかな表情で参加者全員が拝礼しました。

冬の近づきを感じる少し冷たい風も感じながらも、秋の青空の下、無事、棟が上がりました。また、決して、取り替えることの出来ない、施主様の暮らしの空間の構造躯体が組み上がり、ここから、再び、『心の和む家造り』が進みだすのです。