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建前前日。
足場はすでに架けられており、真砂の町並みの風景に新たな空間が加わろうとしていました。

材料が職人によって傷がつかないよう丁寧に運ばれ、また、現場での材料配置も明日の作業が行いやすいよう気を配りながら行っていました。

一本一本が確認され、どの材料を先に立てるのか、また、組んでいくのかを、この現場責任者のさとちゃんが皆に指示を行って、明日の準備は進んでいきました。

そして、建前当日。 
二、三日前の天気予報では雨と言われていたこの日ですが、そんなことは感じることもなく、また、施主様と職人さんもこの日が来ることを楽しみとしていたことで、皆、心の中でも晴れわたっているような表
情で挨拶、そして、作業は始められました。

今回の建て方は、折置き組という昔ながらの建て方で、補強金具に頼ることのない、そして、人と環境にとって一番優しい土壁工法なのです。これらは、職人の経験と技が光り、また、建物に対する知識が要します。

木と木がしっかりと組み合わされ、骨組自体が一体化していく。

表面だけの強さでは無く、本当の強さをこの組み方は、私たちに身をもって教えてくれるでしょう。

貫板はあらかじめ入れ込まれておこことにより、強靭な耐力壁と化します。

職人の手によって、材料一本一本が差し付けられ、そして、組まれていきました。

一階部が姿を現し始め、基礎と土台しかなかったこの場所がとても大きく見え始めました。

出窓があらかじめ組まれ、吊り上げられていく作業では、通りすがりの人たちも目を見張るほどの豪快さも感じさせられました。

そして、2階部が組まれていきました。通常の木造在来軸組工法では、桁と妻梁が組まれ、梁そして、小屋組と組んでいくわけですが、今回は、まず、桁、棟木と組んでいきました。

そして、梁を・・・。といっても、この建物の梁は、登り梁なのです。

あらかじめしっかりと組まれた左右の登り梁ががっしりと棟木と桁に咬み合わさっていきました。

朝の曇り空も、施主様と職人たちの晴れ渡った気持ちを現しているかのように、雨も降ることもなく、しっかりと組み合わさった木の骨組は、輝きを放っていました。
 この登り梁は、これから先、施主様ご一家と共に時を過ごし、また、見守り続けながら、そして、次の世代をも迎え、ずっと輝き続けるでしょう。