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大工の中ちゃんが自ら書いた図板を見ながら建てていく順番を確認し、大工さんに指示を出しています。

今回の建前はレッカーを使わないため、現場で大工さんたちが重たい材料も回したり、持ち上げたりと昔ながらの作業方法で木組みを組んでいきます。
 単柱を立てる際には引っ張り掛け矢を用いて、他の大工さんたちと「ヨイヨイ、ヨイヨイ」と掛け声合わせ、力を込めて打ちつけていきました。
 吹き下がっていく軒桁と桁高の延びていく柱には差し付けの繋ぎ材で予め組み込んでおき、それを納める際には大工さんたちが抱え込みながら持ち上げ て、足元のホソと桁の仕口を同時に落し込んでいきました。
 東西に延びていく長い横架材を納めていく際にも数人がかりで行なったりと大工さんたちの気持ちは一つとなり、呼吸を合わせて材料を運び上げていました。
 大きな材料が上がり、差し掛かろうとする仕口に材が取り付くと、そこからはしっかりと刻み込まれたアリ仕口は簡単には納まらないこともあり、大工さんが掛け矢を持って大きく振りかざし、叩き納めていきました。
 土台と柱、柱と桁や梁材がしっかりと組まれていき、順に小屋組みを形成する束材が立てられ、母屋材が組まれていきました。
 そして、棟木が上げられ、大工さんたちが掛け矢を使って一斉に納め、無事棟納めが終了しました。
 また、屋根仕舞を行なう前には、大工工具の下げ降りにて建物の垂直を確認し、必要な個所は躯体を起こし、仮筋交いを打っていきました。
 春から初夏へと変わろうとするこの日は天候にも恵まれ、無事、棟上げという瞬間を迎えられ、心身とも気持ちの良い上棟日和となったのではないで しょうか。