西渕工務店通信

三種の神器

2012年 07月 02日 (月)

蒸し暑い…

松山市山越『食いしん坊家族の家』の墨付が始まりました。
まだ土台。
憲さんが木材に墨をつけています。
しばらく見せてもらってたら、つける場所によって線の太さを変えてました。
竹でできた墨差しを使って、書いていきます。
手に持ってるやつですね。
左手に持ってるのは「差し金」。
90度に曲がってる物差し。
墨が入っているのは、手前の黒い物体、墨つぼ。
中に墨汁を染み込ませた綿が入ってます。
この中の、墨つぼと差し金が「大工の三種の神器」と言われてます。
あと一こが「ちょうな」。

下の方がちょうな。
刃先を自分の方に向けて、はつるんだそうです。
むかしむかし、電動の機械なんかなかったときはすべて手作業で加工していたわけなので、大変重要な道具だったということです。
上の斧を使ってから、ちょうなで削っていたという。
写真じゃわかりにくいですが、大きいです。
大工道具は思ったより大きいことがあるのでびっくりするときがあります(笑
今の大工さんはほとんど使うことがない。
弊社では丸太梁のあらわしのとき使ってます。
模様がつけられるんです。
https://www.e-nishibuchi.co.jp/process-arawashi06.htm
↑の大きな梁の下面、波打ったような感じになってると思うんですが、これがちょうなでつけたものです。
大工さんの遊びというか、美的センス、昔ながらの技というやーつです。
SPC出版さんからieproという雑誌が発売になりました!
設計士さんがフィーチャーされてる雑誌です。
今回は『折々の家』を掲載していただいてます!
ぜひチェックしてみてください。
あと、ジンくんが載ってます。


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