西渕工務店通信

第一回

2026年 09月 30日 (水)

月曜日と火曜日、出張しておりまして諸々滞っておりまして申し訳ないです。

愛媛県型気候風土適応住宅基準策定協議会の第一回協議会に参加してきました。

気候風土適応住宅とは何ぞやと申しますと、2025年から省エネ基準が引き上げられていまして新築住宅の場合省エネ等級が4という値をクリアすることが義務づけられました。法適合についてはここにちょっとだけ書いてます。

なんで気候風土適応住宅なのか、という話をしていきたいんですがうまく簡潔に言語化出来ないので宿題とします。

で、家づくりに欠かせないもの、それは地域の職人さんです。

現代の家づくりで減っている本物の大工さん、左官さん、畳職人、建具職人さん、瓦職人さん…などなど

寺社仏閣や文化財を残していく上でも彼らの腕がなくては壊すしかありません。

出来ないというのは簡単ですが、多少無理をしても未来へ技術を継承していくことも大事ですよね。

すなわち作り続けていくこと。

今後、新築よりもリフォームが増えるとされていますが住宅のリフォームに関しては特に職人さんの腕がおおいに関わってきますよね。

ということで、作る人にも知ってほしいなと思っています。

 

今回は第一回協議会で、南予地区の伝統的建造物群保存地区の視察を行いました。いわゆる古い町並みが残っている地区です。

まずは西予市の卯之町。

大正時代に建てられた教会を改修してあるらしいです。天井は漆喰塗。

土を天井に塗りつけて天井面をつくっています。で、漆喰で模様をつけます。

言うと一言ですが、やるのは本当に大変。

末光家住宅。床の間に唐紙が貼られていました。土はいくらでも手に入るけど、紙は貴重だという考え方なんでしょうね。

何回か大規模な改修工事を行ってきているそうですが、どの時点に修復するかをかなり議論するんだそうです。

しきりに楽な方に向かうのではなくて、当時のものをそのまま再現することにこだわられておりました。

何気なく町並みを歩いたり家の中を見ることはありますが、直す上でたいせつなものがたくさんあります。

コチラは宇和島市津島の岩松地区。

小西家。色ガラスは当時からあったらしくて、普段はレプリカを嵌めているそうです。

こちらはかなり最近、伝統的建造物群保存地区に指定されたらしくて、今後どのように建物が修復されていくか注目の地区でもあります。

ひとが住んでいたり、お店としてつかっていたり、1件1件さまざまですからね…

 

帰りに我が町内子の八日市・護国地区にも立ち寄ってきました。

内子は選定から40年以上経って、住人たちの足並みもそろってはいますが今後空き家が増えていくでしょう。

住人・使う人の想いと努力と、職人たちの腕がなければ古い建物は守って行けませんので、難しいんですが、改めていろいろ考えなおす機会をいただいたように思います。


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