賑やかに四世代が集う家
松山市
外観
松山市の市街地に建ちます。ウッドデッキを囲んだコの字型の平面計画が特徴です。 その名の通り4世代のご家族が集まり楽しく集う家。 大屋根を利用して効率よく建物を建てます。
墨付
大工さんによって一本一本、墨が付けられます。 墨とは、木材をどう刻むかが書いてあります。 西渕工務店では機械加工と手刻みを使い分けていて、棟梁が書いた墨に基づいてほかの大工さんが加工をするのですが墨の情報だけではなく、ほかにも考えながら刻んでるんだそうです。 墨を活かすか殺すかとかあるみたい。書かれた墨を少し余裕をもって刻むとか墨びっちりに刻むかとか考えながら作業をしているそうです。 奥深い大工の世界です。
墨付
木材加工場では墨付けと刻みが行われておりまして、もう柱かな?
墨付
こちらが墨付けの終わった木材たち。 なんのこっちゃですが大工さんには伝わっている。 大工さんの言語というか文字ですね。
基礎工事
松山市の現場も着工しました。雨で進んだり進まなかったりしてます。 床掘~。 右手にあるのが砂利ですが、これを締め固めていきます。これを地業と呼びます。
刻み
木材加工場にて、大工さんによって木材が加工されています。 様々な継ぎ手・仕口の加工が手や機械によって施されます。
基礎工事
底盤のコンクリートを打った後に、立ち上がり部分を打設します。 立ち上がり部分は打設前にアンカーボルトなどの構造金物を入れていきます。
土台敷
松山市「賑やかに四世代が集う家」」にて。上棟に向けて準備を行っているところです。 基礎工事が出来上がると、上棟の準備をしていきます。 土台といって、基礎の立ち上がりの上に木材を敷き、さらに大引という木材を架けます。 手前の大工さんが取り付けているのが大引きです。鋼製束といって金属製の束で受けています。
床下地貼
断熱材を入れながら、床の下地板を貼っているところ。 3cmの杉の厚板。これらをいっぺんに張ってしまい、その上に構造材を運び込みます。 更に外部足場を立てて、上棟の日を迎える予定です。
上棟
松山市「賑やかに四世代が集う家」の棟上げの日を迎えました。 上棟は家づくりの一大イベント!建物の構造躯体を一日で組み上げる古来からおめでたい日とされてます。 朝一番、柱をどんどん立てていきます。
通し柱
二階建て部分の角には通し柱といって、一階から二階までの長さの一本の柱を使います。 そこに胴差と呼ばれる木材を差し付けていきます。通し柱を人のからだに例えて、その真ん中に来るから「胴」なのでしょう。
1階梁桁
どんどんと梁や桁を納めていきます。手前の細い材料は床パネルを受ける根太のようなもの。
軒桁
柱と梁の納まり。いろいろなところをみんなで見ながら息を合わせて納めていきます。 みんなそれぞれやいやい言います。
登り梁
二階の棟部分から桁にかけて、登り梁を掛けていきます。
全景
大屋根になっているので横からみるとこのような感じです。
上棟
そして、棟を無事納めることができました! 竹と吹き流しをセット!こちらはお餅撒きをやるよ、という合図。 昔はこれを見て近所の人が集まってきたそうです! お餅撒きは福のおすそ分けとして行われてきました。
お餅撒き
そして、棟を無事納めることができました! 竹と吹き流しをセット!こちらはお餅撒きをやるよ、という合図。 昔はこれを見て近所の人が集まってきたそうです! お餅撒きは福のおすそ分けとして行われてきました。
屋根仕舞
上棟として建物の躯体が出来上がると、屋根をつくっていきます。 垂木の上に野地板を斜め張りしていきます。野地板は桧板を使用しています。
屋根仕舞
全景。ガルバリウム鋼板の屋根材を葺いていきます。
屋根仕舞
防水シートの上から板金を葺いているところ。 篏合式といって、一枚一枚を嵌め合わせていきます。向きは縦。
羽柄材
内部では羽柄材と呼ばれる木材を取り付けています。 筋交、間柱などをどんどん取り付けます。 構造金物も一緒に。
通気胴縁
外部は防水シートを張って、通気胴縁を打ったところです。 通気工法といって壁内に空気層をつくります。
断熱材入れ
外壁外周部に断熱材を入れています。 構造躯体に金物を取り付けたので、第三者機関による確認、検査を受けました。
断熱材
屋根(天井)部分の断熱材を入れていきます。 厚100mmの断熱材を二重に入れます。長期優良住宅仕様です。
天井下地
勾配天井となるので、屋根なりに天井下地を組んでいるところ。